令和6年度 学校だより
9月21日(土)
まだまだ暑い9月の訪れ
夏休みが終わり、2学期が始まりました。今年はどんな夏休みになったでしょうか。月末の台風10号の進路に影響を受けた方も多かったのではないでしょうか。
2学期は土曜参観、遠足(社会見学)、運動会と大きな行事が続きます。普段の学習を大切にしながら、行事を通して子どもたちの力を伸ばしていければと考えています。
現在、校長室には早朝からセミの鳴き声が聞こえてきます。昨年はスズムシの鳴き声があり、夏と秋が同居していましたが、今年は気温や暑さ指数などの数字はまだまだ夏のままです。水分補給等、基本的な事を地道にしていきたいと思います。
9月4日(水)に室生小学校と中学校の職員合同研修として、アレルギー対応研修を室生中学校で行いました。1年前にグランソール奈良から医療再生チームGM、管理栄養士、看護士に来ていただき、「アレルギーに関する基礎知識」と題した講演を行いましたが、今回もグランソールの方に来ていただいて、エピペン講習を行いました。
室生小ではエピペン保持者は在籍していませんが、アレルギー対応でのニュースは後を絶ちません。命に関わる重大な事項であるとの認識のもと、誤食時やアナフィラキシーの緊急対応は学んでおく必要があります。複数人での役割を明確にした対応や迅速な判断が大切であると感じました。
ある新聞のインタビューでの話です。
「私が教員になったことを、先輩が自分のことのように喜んでくれたんです」。先輩とは、この女性と共に教員の道を志した同郷の友人のことです。彼女は先輩に伝えます。「先輩がいたから今の私があります。ありがとうございます」。
今年3月で定年退職した男性教員は、2月ごろから毎日放課後の教室で「今日も元気に学校に来てくれて、ありがとう」とつぶやきました。子どもが登校してくれるから、自分が授業できる。このことに気が付くのにずいぶん時間がかかったといいます。
2人に共通するのは「感謝の心」。自分が、どれだけ多くの人に支えられて生きているか。この自覚が乏しいと、どうしても自分中心になり、相手よりも自分を上に置いてしまいます。これでは感謝の心は生まれません。
ある先人はこう綴っています。
「『ありがとう』の中には相手への敬意がある。謙虚さがある。人生に対する大いなる肯定がある。前向きの楽観主義がある。強さがある。『ありがとう』と素直に言える心は健康である。だから『ありがとう』を言うたびに、あなたの心は光ってくる」と。
当たり前を当たり前と思わず、常に感謝できる人でありたいです。“感謝を伝え合えば、免疫力が向上する”という医師もいます。「ありがとう」の思いを日頃から言葉にしてみませんか。
本校を支えてくださるみなさま、いつも本当にありがとうございます。
7月22日(月)
近畿は今週末に梅雨明けかと言われている中で一学期が終了しました。保護者のみなさまには、たくさんのご協力をいただき、ありがとうございました。
いよいよ夏休みが始まります。私は自分で勝手に夏休み期間を『小学生躍進月間』と名付けています。1ヶ月半もある夏休みだからこそできる経験は、子どもたちを心も体も大きく成長させるからです。躍進の「躍」の字の右側にある「翟」の字は、鳥が羽を動かして飛び立とうとする姿に由来するそうです。得意なことは伸ばして、苦手なものにも挑戦し、未来へ世界へ大きく羽ばたいていく「学びと鍛えの夏」を経て、9月2日には先生方が大きく目を見張るような成長をした姿を見せてほしいと思います。
6月28日(金)にNPO法人『WCI(ワールドキャンパスインターナショナル)』を通じて、11名の海外の青年が室生小学校へ来て、国際交流を行いました。コロナ後では2年連続になります。
3時間目の全体会では、6年生の担当の子が、驚くことに日本語と英語の両方で進行を進めてくれました。6年生の進行担当のチャレンジ精神に敬意を表します。青年たちの自己紹介の後、「じゃんけん列車」と「進化じゃんけん」をして楽しみました。青年も子どもたちも音楽にあわせてダンスしながらじゃんけんをしていたのが印象的でした。小学生と青年から感想を言ってもらった後、ノルウェーの青年たちがノルウェー語でバースデーソングを歌ってくれました。6月が誕生日の子どもたちが前に出て、うれしそうにソングを聞いていました。
4時間目は、縦割り班に分かれて交流。今の季節にちなみ、七夕の説明動画を見た後、願い事を書いた短冊と飾りをつくり、竹笹につるす交流をしました。
給食や昼休みもいっしょに過ごし、帰る時間には子どもたち全員で笑顔で見送りました。フレンドリーな雰囲気で交流を終えました。
今年の青年はどの人も日本語が上手で、交流しやすかったのではないかと思います。子どもたちも「楽しかった」「またしたい」と口々に言っていました。短時間でしたが、心に残る国際交流になりました。
9月の予定
9月2日(月) 2学期始業式
4日(水) 給食開始
21日(土) 親子ふれあい会(土曜参観)
年度当初は、学校奉仕作業日でしたが、PTA役員会で不実施を決定し、同日に土曜参観を実施することになりました。親子でふれあう活動を中心に行います
27日(金) 秋の遠足(1~5年)
6年生は修学旅行が11月にあるため、学校で学習します。くわしくは学年通信等でお知らせします。
5月28日(火)
5月10日(金)に、とってもさわやかな五月晴れに恵まれた中、全校で春の遠足に行きました。今年は平成榛原子供のもり公園です。
2年ぶりに1年生を迎える会を兼ねた遠足として行いました。1年生の自己紹介の後、全校で「バナナ鬼ごっこ」や「だるまさんが転んだ」を楽しみました。次に「先生当てクイズ」をして、縦割り班で写真を撮りました。
いずれも6年生が明るく元気に司会進行をして盛り上げてくれました。役割分担や言葉など当日までの準備に時間をかけてくれたことだと思います。こういう陰の努力が1年生を迎える会を成功させたのだと思います。6年生のみなさん、ご苦労様でした。
お弁当をいただいた後は、フリータイム。公園に家族で訪れた子も多く、慣れた感じで遊具を満喫していました。「自然に親しむ」「異学年の子と仲良くなる」という目標も達成できたと思います。
保護者のみなさまには、2回のお弁当作りなどご協力くださり、感謝いたします。
16日(木)になかま集会を行いました。各学年が今年の学年目標を発表しました。
1年 にこにこわらって
じぶんのことはじぶんで
いろいろがんばる1ねんせい
ろけっとみたいな
にじいろぱわー
2年 みんな大すき
いつも元気になかよくあそぼう
3年 みんながなかよく
けじめのある え顔のクラス
5月22日(水)に、5年生が総合的な学習の時間で茶摘み体験を行いました。下笠間で製茶業を営む藤井さん夫妻と今井さんのご協力を得て、「おくみどり」という品種の一番茶を手摘みしました。
藤井さんによると、「一芯二葉」といって、葉になる前の芽一つと二つの葉の部分を合わせて摘むのだそうです。5年生は目をこらしながら茶葉を見定めて手摘みしていました。機械で茶葉を刈る様子も見ることができました。
学校に戻ってからは、自分たちで摘んだ茶葉を炒って一番茶を作りました。まずお手伝いを買って出てくださった木田さん夫妻からお茶の種類や工程を聞き、そのレクチャーのもと、ホットプレートで葉を炒りました。炒り始めると、番茶の香ばしい香りが家庭科室一面に広がりました。その後は水分を飛ばし、乾燥させる作業をひたすた繰り返します。結局時間オーバーしながらもきれいな黄緑色をしたお茶が完成。5年生は「とてもおいしかった」「初めての茶摘みは楽しかった」と口々に感想を言っていました。
地域の方のおかげで、旬な体験ができた5年生。お手伝いいただいた藤井さん、今西さん、木田さんに感謝申し上げます。
4月26日(金)
参観ありがとうございました
初夏を思わせるようなさわやかな天気の中、また公私ともにお忙しい中、学習参観・学級懇談へのご参加ありがとうございました。
95%を超える参加率に、校舎内がとても活気づいた参観となりました。
1年生は、国語。「ひらがなをかこう」で“く”を習いました。2年生は算数。「たし算のひっ算」をしました。3年生は国語。詩「どきん」を、4年生は国語。谷川俊太郎の詩「うとてとこ」の学習をしました。5年生は社会。「外国の国当てクイズ」をタブレットを使って親子で考えました。6年生は理科。「ものの燃えるしくみ」の学習をしました。
1年生は初めての参観でしたが、大きな声で発表をしていました。また、どの学年の子も落ち着いて授業に取り組んでいました。
終了後には学級懇談も行われました。学年委員を引き受けて下さった方にはお世話をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。
見守り、ありがとうございました
13年もの長い間、室生の子どもたちの登校の安全を見守っていただいた「子ども安全見守り大野ボランティアグループ」が、本年3月をもって解散することになりました。主に室生口大野駅前や高架下の交差点で子どもたちの安全のために毎朝、尽力してくださいました。大変ありがとうございました。
また、グループの解散にあたり、“子どもたちのために”と、図書カードを9000円分も寄付してくださいました。重ねて御礼申し上げます。いただいた図書カードは、今年度設立予定の小学校の第2図書室の蔵書購入に使わせていただきます。ありがとうございました。
ひらいてワクワク めくってドキドキ(子ども読書週間)
「こどもの読書週間」は4/23から5/12まで(上記タイトルは今年の標語)。
情報化社会を生き抜くために不可欠な想像力や思考力は、読書で鍛えることができます。その一歩として、言語学者の金田一秀穂氏は、物語などの設定を変え、別の話を創ってみては、と語っています。「例えば、“桃太郎に出てくるイヌ・サル・キジ。2匹だけ連れていくなら、どれか? 反対に、1匹増やすなら、どんな動物か?”と考えるのも面白いでしょう。「他の登場人物が主人公だったら」「主人公の環境が違ったら」・・・そうして生まれる発想は、映像化されたコンテンツ以上の広がりを持つに違いない」と。
次代の担い手である子どもたちには、良書に親しみ無限の想像力を豊かに養ってほしい。
私たち大人もまた、子どもたちと共に読書を楽しみ、想像の翼を羽ばたかせながら、共に成長のページをめくっていきましょう。
新学期がスタートしました。今年はちょうど始業式に合わせたかのように桜並木が満開になり、最高のスタートを切ることができました。
どの子も目をキラキラと輝かせ、「さあ、がんばるぞ」との思いを胸にしているように感じました。早速クラス全員の新しい教科書を運ぶお手伝いをしてくれるなど、やる気に満ちた行動が見られました。
ある先人の言葉に、「子どもの最大の教育環境は教師である」とあります。誰も置き去りにせず、一人一人の子どもたちの笑顔を大切にしながら、健やかな成長に向けて室生小学校職員一丸となって教育活動を進めてまいりますので、今年度もご理解とご協力をお願いします。
19名の新入生を迎えました
10日(水)の入学式で19名の新入生を迎え、全校児童104名となりました。
式当日は桜が満開で春のぽかぽか陽気でした。1年生は緊張しながらも、氏名点呼には元気いっぱい返事をし、校長先生の“3つのつばさ”→「勇気の翼」「読書の翼」「友情の翼」をきたえようというお話もしっかりと聞くことができました。
4年ぶりに全校生がそろっての入学式となりました。その中でも6年生は歓迎の言葉を立派に述べ、来賓の方も「素晴らしい6年生ですね」とほめておられました。最高学年らしい頼もしさを感じました。
縦割り班 始めの一歩
11日(木)に縦割り班の対面式がありました。全校を10の班に分けて、1年間そうじや集会の活動を行います。当日は6年生の進行のもと、自己紹介や班名の決定、ミニゲーム等をしました。
縦割り班活動は、高学年のリーダーシップや班のメンバーの協調性を育みます。仲良く活動していってほしいと思います。